彼方へと 祈りを渡す 聖月夜

今日はクリスマス・イブ。
一生でいちばん幸せだと、
これまでも、これからも思えることが起こった。
街の全てがきらきら輝いているのは、
イルミネーションのせいだけじゃない。
目を何度も瞬いて、
涙が浮かんでいるのに気付く。

今、何が一番欲しいですか、ときかれたら、
きっと、世界の平和と答えるだろう。
なぜなら、欲しいものが手に入ったのだから。
きっとこれが最上の幸せ。
そういうときには、誰かの幸せを望みたいものだと、
そうも気づく夜。