今年も残すところあと○日!
なんて、台所に立ちながら、
アナウンサー並みにつぶやいてしまう年の瀬。
おせち料理の仕込みをしながら(今は数の子)
2012年はどんな年だったかなぁ、と思い返す。
もちろん、初めに浮かんでくるのはあなたとのことで、
例えば正月明けの雪の日のデートですっ転んだとか、
バレンタインのケーキを失敗したとか、
桜の下でキスしたとか、
夏の暑い中ケンカしたあとすぐに仲直りしたとか、
そういうこと。
いくつもいくつもあるのだけれど、
あなたとのことはいつまで経っても色あせない。
あの瞬間(きゃっ)や、その瞬間(どきどき)、
どういう風に心臓が高鳴ったかまで、
きちんと覚えてる。
どんなに思い出が増えても、
忘れることなんてないんだよ。
思い返す時間も、
それが起こった時と同じくらい、
心に深く沁みていくから。