暗闇に 何を鳴くなり 時鳥

あなたとけんかをしたら、
ひとりの部屋で明かりを点す。
悲しみをずっとずっと深くして、
大粒の涙を流す。
そうしたら、どんなにあなたのことを好きか、
ちゃんと思い出せる。

あなたが愛を告げてくれたら、
ふたり部屋で明かりを点す。
ほの明かりに浮かび上がる眼差しに、
絡めとられて動けない。
あなたの微笑みが気づかせてくれる。
世界の全てに勝るくらい、
あなたが好きだと。