その先を 伺い見れば 梅雨曇り

好きだよ、っていってくれる。
時々は、抱きしめてくれる。
笑顔の君に癒される、っていって、
ふいに頬を撫でたりする。

でも、私に触れていないときに、
そっと盗み見てみれば、
結構な確率で心ここにあらず。
さっきの言葉も疑っちゃう。

空は薄曇り。
もうすぐ雨が降るって、
そう主張している灰色。

男の人って嫌い。
泣いても振り向いてくれない。