長き陽の 思い起こさば 影ありて

人の生きるに、
山のないものはない。
谷のないものはない。
長く生きれば長く生きるほど、
山の高さ、谷の深さに、
その人が表れるのだと思う。

どんな瞬間も、自分の人生。 
良いのではなく、
悪いのでもなく、
積み重なるものに、自分が表れる。
そういえる時間を送っていきたい。

(竹内栖鳳の展覧会を、
 竹橋の近代美術館で見てきました。 
 明治大正昭和と変化の多いときを生ききった彼の、
 物事の表し方の変化に、
 人生の時間というものを考えました。
 とはいえ、一番いいなと思ったのは、30代頃の作品。 
 自分の人生が、まだその辺りだということでしょうか)