散歩道 冬の日向の さも温く

気負っていないときの方が、
いいアイディアが出たりする。
一生懸命になっていると、
趣向も視界も狭めてしまって、
いびつになってしまうときがある。
散歩できる時間があればいいのだけれど、
まずは、深呼吸をしてストレッチをして、 
ついでに手も洗って、
気づいていないことに気づこうとする。

目の前に何かが迫っていると、
とにもかくにもそのことばかりに占拠されて、
他のことに目がいかなくなる。
あなたの眉間の皺も全然気づかない。
寒さに縮こまった猫のように、
きっとわたしも厳しい目をしている。
そういうときは連れ出して。
私はきっと文句を言うかもしれないけれど、
あなたが正しいことも、多々あるから。