襟元を そっとつめたり 朝の寒 2014年10月12日 斎藤牧子 写真俳句 ひとりで家を出る。 風が吹く。 一時間くらい前まで隣にあった温もりが、 きゅっとばかりに冷えていくようで、 シャツのボタンをもう一つしめる。 あなたの温もりが残っている限り、 私は誰にだって笑顔でいられるから。