トナカイの あとを付けたる 聖夜かな

だってね、そうすれば幸せが見つかる気がして。
そこまでいかなくとも、ちょっとのハッピー。
そういう日でしょう？　クリスマスだもの。
子どもでなくたって、
欲しいものをくれるでしょう？

足跡を、残してくれるでしょう？
そうすれば、あとを追いかけられる。
休憩中に追い着いて、
頭を下げてお願いするから。
欲しいものはひとつだけ。

どうか、どうか叶えてください。
そのことばかり思ってる。
煌めく光のひとつ一つ、
街中で誰かが設えたその姿を見かける度に、
必死で祈ってる。