短日に 分け合うものの 熱さあり 体の奥底から蕩けそうな、 小さな、けれども熱い炎。 冬の方が勢いが強くて、 その分そばに寄りたい。 小さな熱の欠片だって、 それをどうにか拡大して思い描いて、 なんとか自分を納める。 冬には時々そんな夜がある。