寒椿 音の狭間に 面影を

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懐かしい曲を耳にした。
どのくらいぶりだろう。
最後に聞いた時など、
もう覚えていないのに、
即時にあのときに連れ戻される。

もしあなたを見かけたら、
これ以上の気持ちになるのだろうか。
あれ以来、その影すらも見ていないけれど。

私にも、そういう時があった。
懐かしさの中に寂しさがあっても、
今は微笑みで全てを包み込める。
人は、誰しも生きてきた時間というものがあるのだろうと、
それは私にもあるのだと、
ただこの曲一つで、そう感じた、今日の午後。