箱根駅伝を見てきました。
遠くはちょっとおっくうなので、アクセスのいい日比谷公園近く。
沿道はものすごい(ほんとうにものすごい)人だかりでした。
東京で箱根駅伝を見るのは初めてだったので、
後から後から地下鉄からわきでてくる人、人、人に、
私はちょっと圧倒されて、
はじっこの方でちっちゃくなって、選手が来るのを待ちました。
今は便利なもので、
スマフォのラジオで実況中継を聞きながら、
今どのあたりを走ってる、
どことどこが競り合ってる、というのを知ります。
アナウンサーも熱が入っていて、
選手がいかに一生懸命なのか、
これなら、見なくても伝わるじゃん、と思っていました。
こたつミカンテレビでいいじゃん、って。
選手が近づいてくると、まわりの声援が大きくなるからすぐ分かる。
ひと目で、私は自分が間違っていたことを知りました。
熱さの塊みたいなんです。
目の前を通り抜けるのなんて一瞬なのに。
歯を食いしばる姿も、
フォームの崩れも、
ひたすら、命が輝いてるみたいだった。
隣で一生けん命手を叩いていた人は
半分涙していました。
途中で喉が詰まって、声が出なくなるくらい。
観衆のそれぞれが、自分に省みるところがあったでしょう。
それはテレビの画面じゃない、
ラジオの中継じゃない、
自分だけの、箱根駅伝との対話。