ひとりきり 何を贅沢 鶏日和

ひとりに慣れてしまうと人はいった。
ひとりの食事、
ひとりの映画、
ひとりの旅行。

誰かといることに違和感を感じると人はいった。
誰かに合わせて食べる食事、
美味しくもないのに相手の好みに合わせてる。
出発時間も帰りの時間も、
その誰かに支配されている。

そう思ってしまうのは、ひとりが長いから?
誰かと一緒にいることの、
リズムをつかめないから?
興味深いことを、
ひとりの胸の内に留めてかなくてはいけないから?

ひとりを心地いいと感じる人は、
もしかしたら何かの贅沢を放棄しているのかもしれないと、
人気の映画を見ながら思った。