我先に 皮はがしたる 春初め

あんなに固いつぼみだったのに、
まるで鈴が鳴り合うように、
白の梅が咲いていく。

それは春の力。
太陽とダックを組んで、
私を心地よく攻め落とす。

季節の移ろいをこれほど嬉しく思うのはどうしてかしら。
聞いてもいい? 
だけど、欲しい答えはひとつだけ。