梅雨入りの 香り昇るや 紅帯びて 2012年6月9日 斎藤牧子 写真俳句 はじめて側に寄った。 湿り気を帯びた空気のなかで、 あなたの香りが立ち昇る。 深呼吸をしたのは、 紅みを帯びた香りを取り込みたいと、 そう意図したからか。 それとも、鼻をくすぐるその誘いに、 抗いきれなかったからなのか。