薄宵の 流るる星を 飲み干さん

夏の宵の醍醐味と言えば、
流れる星を愛でること。
何度唱えれば願い事が叶うのだっけ。
そういい合いながらあなたとグラスを交わす。

確かに私の願いはあなたと一緒にいることだけれど、
隣にいるからって、もう叶ったとはとてもいえない。
今日の夜もいてくれる? 
明日も、その次の日も、それからずっと、そばにいて。

やっぱり流れ星が流れる前に、
三回想いを唱えなきゃ。
一生ずっと唱えなきゃ。

けれども星の流れるのはあっという間。
だから私は秘かに、
早口言葉の練習をしている。