足先の 一寸先や 春一番

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自分の道を歩きたかった。
きっと誰もがそう思ったことがあると思う。
思った通りに、
思った通りの道を、
進んで行きたかった。

けれどもきっと、
振り返ってみれば、
思い描いたそのままの道を、
進んできた人はいないんじゃないかと思う。

誰もが思わぬ強い風に吹かれ、
よろけ、
足がもつれることがあって、
それでもなんとか立て直したり、
迂回したりしたことがあるんんじゃないかと思う。

風は、
春が来る前に必ず吹く。
それも強い風が。
春がきた時、
私はどこにいるだろう。