着物は少し複雑だけれど、
気軽に着られるのは浴衣。
夏になると、頻繁に浴衣に目がいく。
私が好きなのは、どちらかというと地味な色合いで、
けれどもどこかにアクセントがあって、
密やかに自分を主張できるもの。
そう思いながらふと友人に聞いてみたら、
彼女は大輪の花が目立つ浴衣が好みだとか。
人って違うのね、
こんなに仲のいい友人なのに。
そう実感してみれば、
そりゃ多少は左右されるけれど、
結局は自分の生き方しかできないのだと、
浴衣ひとつで思ったり。
こういう発見があるから、
日々の小さなことも侮れない、なんて、
今更思ったり。